果たし状
思いついた。
次の日の昼休み。
私は親友の田原真希(タハラマキ)とお昼を共にしながら、頭はずっと日高への告白のことでいっぱいだった。
「うぅーん…」
「なにをそんなに悩んでるの?」
あと、少しで思い付きそう…なんだけど…!
───────はっ!
そうだよ、混ぜちゃえばいいんじゃん!
「なんで急に立ち上がった!?」
「真希!!」
「うおっ!」
ここは、姉御肌で恋愛経験豊富な真希に相談せねば!
私は体を前のめりにして真希に考え付いた作戦を話した。
真希は、私の好きなやつを知っている数少ない人間の一人。
※日高とはクラスが違います。
──────…
「ふむ、なるほどね~。」
「ただ告白するだけじゃつまらない。
あいつの不機嫌な顔と驚く顔、両方見てやる…!!
まあ、玉砕覚悟で…。」