【更新中】キミの声、聞かせて
「じゃあ、決定な。」


「大翔、お邪魔するよ。宜しくね」


お泊まりか…良いな


久しぶりに会ったんだもんね


語り明かすんだろうな


良いなぁ…羨ましい


「樹里?」


大翔の声で我に返る


「大丈夫か?」


あたしは心配掛けたくなくて笑顔で頷いた


「強がるな。本当は家に帰りたくないんだろ?」


図星をつかれ、俯くしかなかった


「樹里も一緒にお泊まりしよ?大勢の方が楽しいでしょ?」


琴音の言葉、嬉しい


だけど、辛い


《あたしは良いよ。遠慮しとく。お父さんにも心配掛けちゃうしさ》


お父さん、心配性だから。


それに、久しぶりの再会で3人で話すことたくさんあるだろうし。


あたしが居ちゃダメなんだ
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