【更新中】キミの声、聞かせて
「先生が決めたんだから仕方ないよ。頑張れ、勝真。」


冬華に言われて黙る勝真


「寺田は?帰るんだろ?」


俺の言葉にピクリとしながらも小さく頷いた


そういえば、名字で呼ばれるの嫌いなんだっけ?


「大翔。送ってあげて。多分、家近いから。」


「そうなのか?」


「あっ、でも、樹音待ってるんだっけ?」


……樹音って誰だ?


「大翔。あんたどうせ暇でしょ?樹里と樹音送ってあげて」


なんか冬華に勝手に決められてるな


まぁ、良いかどうせ暇だし。


《相馬君、良いの?忙しくない?》


「良いよ。暇だから。それに冬華から頼まれたら断れないしな」


寺田は苦笑いしていた


冬華が怒ったら怖い


普段が怒らないから尚更だ
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