【更新中】キミの声、聞かせて
あたし、お茶とコーヒーくらいしか飲まない


炭酸飲料はたまに飲むけど…


紅茶は一切無理


匂いがキツくて…物によっては具合悪くなるし


お茶をテーブルに置くと大翔はあたしの隣へと座った


「ゆっくりしてから家には帰ろうな」


今すぐって言われるかと思った


「家に帰るのは樹里の気持ちが落ち着いてからで良い」


《ありがとう。》


大翔の優しさに泣きそうになった


「ねぇ、男2人。ちょっと買い物行ってきて。」


「えっ、なんで?」


いきなりのことで驚く亮介くん


「煮物の材料。樹里と一緒に料理する」


《一緒に料理して良いの》


お父さんにと樹音が居るからある程度は出来るけど…


「分かった。亮介、行くぞ」


大翔は亮介くんを引き連れて出て行った
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