【更新中】キミの声、聞かせて
「やっと出て行った。」


琴音は大翔達を追い出したかったみたい


「ちょっと2人でお話したかったの。迷惑だったかな?」


あたしは横に首を振った


あたしもお話したかった


話せないから筆談だけどね。


とりあえず、ベッドから起き上がる


「あたしね…。なかなか友達出来ないんだ」


あたしと同じだ


「どっちかって言ったら引っ込み思案だし。積極的でもないんだ」


そんなふうに見えないけどな…。


「良かったら、あたしと友達になってくれる?」


《あたしなんかで良いの?》


「あたしは樹里が良いんだよ。それにあたし達なんか似てる気がする」


確かにそうだね


《あたしで良かったら仲良くしてね》


冬華以外のお友達…出来た。
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