【更新中】キミの声、聞かせて
「じゃあ、大翔。宜しくね。樹里、バイバイ。樹音に宜しくね」


それだけ告げると冬華は行ってしまった


冬華も相変わらずだな


気付いたら教室には俺らだけ。


「荷物持つよ」


寺田は手で何かをしたけど俺には分からなかった


そして、適当に歩く


すると制服の裾を引っ張られた気がした


「ん?どうした?」


指をさしている方を見る


そこは公園だった


「公園行きたいのか?」


俺の問いかけに頷く寺田


ちょっと休憩するか。


寺田を連れたまま自販機に向かう


「なんか飲む?」


すると寺田はボードではなく小さなメモ帳とペンを取り出し“良いの?”と書いた


「もちろん。休憩しよう。何が良い?」


俺が聞くとミルクたっぷりの缶コーヒーを押した
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