【更新中】キミの声、聞かせて
公園に入ると誰も居なかった


荷物をベンチに置く


「樹里、座れば?」


と言ってみたが樹里は座りそうにない


その代わり、下を向いたままだ


俺は樹里を抱きしめた


樹里は小さく震えていた


「大丈夫。ゆっくりで良い。樹里が落ち着くまで一緒に居る」


樹里を1人にはしたくないから。


「樹里、顔上げて?」


俺は樹里にキスをした


案の定、樹里は驚いた顔をしている


「ごめん、俺が我慢出来なかった。」


伝えるなら今しかない


そんな直感が働いた


「樹里が好きだ」


この気持ちは抑えることなんて出来ない


「でも、樹里の返事はまだ聞かない。だけど、俺の気持ちは知っといて?」


樹里を抱きしめたまま話す


樹里は頷くだけだった
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