【更新中】キミの声、聞かせて
「大翔、ちょっと良い?」


「俺、これから用事あるんだよ」


亮介達を待たせてる


「大丈夫。すぐに終わるから。」


「樹里、ちゃんと戻ってくるから待っててな」


小さく頷いた樹里を見て誰も居ない教室に入った


「ねぇ、樹里にコクったってホント?」


やっぱり言われると思った


俺は正直に頷く


「でも、返事は聞いてない。樹里の気持ちが落ち着いてからで良いし」


ただ、俺の気持ちを知ってて欲しいだけ


「樹里、悩んでた。“どうして自分を選んでくれたの?”って…」


冬華には相談したんだな。


「樹里が良いんだ。樹里のこと知りたい。知ってサポートしたい」


「大翔は樹里の何処を好きになったの?」


やっぱりそこ、気になるよな。
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