【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里、決まったか?」


《お帰り。大翔から違う香水の香りがする。誰かと一緒だった?》


城本の香水の匂いが残ってたんだな


「ちょっと関わりたくないヤツに捕まってた」


樹里には嘘をつきたくなかったから


だけど、樹里はどこか寂しそうな顔をした


「で、気に入ったのあったか?」


《んー。たくさんあって自分じゃ選べないから大翔が選んで?》


「俺が選んで良いの?」


樹里は笑顔で頷いてくれた


俺は樹里の手を引き店内を回る


樹里に似合いそうなものを見つける


「樹里はブレスレットとネックレスどっちが良い?」


樹里は迷わずブレスレットを指差した


ブレスレットを中心に選んでいこう


「樹里にはこれだな」


俺は迷わず選ぶと支払いに向かった
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