【更新中】キミの声、聞かせて
店を出て琴音達を探す


《大翔、お金…》


「お金は良いよ。俺からのプレゼント」


《でも、悪いよ…》


「気にしなくて良いから。俺がしたくてしてるんだし」


樹里以外のヤツにはやらないな


《大翔が言うならもらうよ?良いの?》


俺は笑顔で頷いた


「いたぁー!!探したぞ」


あっ、亮介達発見。


探す手間、省けた


「大翔、帰るか?」


「あぁ、樹里を送らなきゃな」


本人は“帰りたくない”って顔してるけど…


その証拠に俺の制服の裾、握ってる


不安なのもあるんだろうけど…


「不安な顔、しなくても大丈夫」


俺は樹里の不安を和らげる為に手を握った


恥ずかしいのか顔を真っ赤にする樹里


それが可愛くて仕方ない
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