【更新中】キミの声、聞かせて
「2人の世界に入るな」


亮介の一言で我に返る


「家に帰る前に樹音ちゃんに会いたいの。会って良い?」


琴音が聞くと樹里は頷いていた


4人で樹里の家へと帰る


「あっ、お姉ちゃん。お帰り」


庭先から樹音が出迎えてくれた


「樹音、樹里借りてたぞ」


「うん。パパも冬華お姉ちゃんとお兄ちゃんなら許してあげるって」


本当にこの子は小学1年生なのだろうか。


《大翔、部屋に行く》


そう書いたメモ帳を樹里は見せてくれた


疲れたみたいだな。


顔色もあんまり良くないし。


「大翔くん、お帰り。ありがとうな」


奥の方から直樹さんが顔を出した


「大翔、この人は?」


「樹里のお父さんだよ」


亮介に聞かれしっかりと答える
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