【更新中】キミの声、聞かせて
俺は後ろから樹里を抱きしめた


「樹里、お願い。俺の傍にいて。」


《あたし、話せない。大翔にたくさん迷惑掛ける。大翔はかっこいいからあたしが大翔の近くに居たらダメなんだよ》


それでも樹里が良い。


樹里の傍に居たい


「周りがなんと言おうと俺が樹里の傍に居たい」


《ほんと?》


俺は力強く頷いた


「ほんと。樹里、好きだよ。俺、本気で樹里が好きだから」


《いっぱい利用しちゃう。まだ、好きかも分からないのに大翔は良いの?》


「良い。樹里が自分の気持ちに気付くまで待ってるから。」


無理に押し入るつもりはないけど…


俺が樹里を傍に置いておきたい


「出会って間もないのにこんな状態になってごめんな」


樹里だって考えたいだろうな…
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