【更新中】キミの声、聞かせて
「おっはよー!!」


学校へ行くと元気な冬華が出迎えた


「相変わらずだな、お前」


「だって、樹里に会いたかったんだもん。…にしても、大翔、樹里に何かした?」


鋭い目をして聞くってことはバレてる


「なるほどね。あたしには隠すな」


冬華ってこういうのはすぐに分かるんだよな


「樹里、接してみてから考えなね。コイツは待たせて良いから」


冬華は言わなくても分かってる


「大翔、決めたからにはサポートしなきゃだよ。あたしもサポートするけど…」


「分かってる。生半可な気持ちで樹里の傍に居るわけじゃないから」


授業中もどうしたら良いか考えた


休み時間、冬華に説教も受けた


それでも、樹里が喜んでくれれば…


俺と居て安心してくれればそれで良いんだ
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