【更新中】キミの声、聞かせて
「ほらほら、また利用してる」


苦しくなるから言わないで。


……苦しいよぉ。


「なぁ、お前ら…」


今まで黙っていた大翔が口を開いた


「大翔、なんでそんな子の相手するの?」


「いつ黙るか待ってたんだけど。言わせておけば気が済むまで言うんだな。樹里が苦しがってるの分かんねーの?」


大翔はあたしを抱き締めてさすってくれる


「ゆっくり呼吸して落ち着け」


しばらくすると呼吸も落ち着いてきた


「樹里と別れることはない。俺が樹里の傍に居たいから。何も知らないのに樹里の悪口言うんじゃねーよ」


「寺田さん、話せないし可愛くないじゃない」


ギャルっぽい女の子は言いたい放題


「可愛くない?樹里は可愛いよ。文句をいうお前らは可愛くないね」


大翔はあたしの手を引き教室を出た
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