【更新中】キミの声、聞かせて
「なんでも良いんだ。“遊びたい”とか“話したい”とか“甘いもの食べたい”とか。樹里ちゃんの思ってること」


《あたしの愚痴聞いてくれるんですか?》


「もちろん。それが仕事でもあるからね。箇条書きでも構わないから」


相馬先生はニコッと微笑んでくれた


大翔もだけど、この人になら自分のこと話しても良いかもしれない


今まで、こう言ってくれる人が居なかった


だから、自分の心の中で押さえ込んでいた


「本当にどんなことでも良いんだよ。樹里ちゃんの心が軽くなるならね」


優しく語りかけてくれる


それが嬉しくて涙が出た


「よし。今は泣きなさい。俺が来た時は泣いて良いから」


優しい人だな…


大翔が優しいのもこの人の性格と同じだね
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