【更新中】キミの声、聞かせて
「もしもし」


「あっ、大翔。今、家か?」


「あぁ、どうした?」


「樹里ちゃんの診察終わったんだ。今から来れるか?」


……今から?


また、急な話だな


「樹里ちゃんのお父さんも居るから」


とりあえず、来いってことだな。


「分かった。樹音連れて行くよ」


それだけ告げて電話を切った


「お兄ちゃん…?」


「樹音、今から樹里のとこに行くぞ。病院まで距離あるけど大丈夫か?」


「うん。歩く」


歩けなかったら俺が背負えば良いしな


樹音と2人で病院に向かう


その間、樹里達家族のことを聞いた


樹里の話をする樹音は本当に楽しそう


「樹音、背負ってやる」


樹音は嬉しそうに俺に背負われた


そして、病院を目指した
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