【更新中】キミの声、聞かせて
リビングに戻ると親父がテーブルに書類を広げていた


「おっ、大翔。あがったか」


「此処に居る時くらいゆっくりしたら良いのに」


「これは樹里ちゃんの書類だよ。これしか持って来てないしな」


樹里の書類か…。結構あるな


親父は一旦、書類を片付けた


「お茶、飲む?」


「飲む。冷たいのが良い」


キッチンの冷蔵庫からペットボトルのお茶を出してコップに注ぐ


「はい」


「ありがとう。ちょっと座れ」


親父に言われ向かい合わせに座る


「なんか、話しでもあんの?」


親父の顔つきからして真剣?


「もう一度聞くぞ。お前、女でも出来ただろ?」


「だから、出来てないって。」


「嘘付け。俺には分かるし、七瀬に聞いた」


姉貴の存在、忘れてた
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