【更新中】キミの声、聞かせて
「お前の雰囲気が柔らかくなったのは樹里ちゃんのおかげだな」


此処は素直に認めるしかなかった


「樹里を見て一瞬で恋をした。」


「そっか。良かった」


親父はそう呟きお茶を啜った


「お前、樹里ちゃんを支えられるか?」


「その覚悟は出来てる。じゃないと一緒に居ないよ」


「樹里ちゃんを俺が居る病院に連れてきて欲しいんだ」


……えっ?


俺は訳が分からなかった


「樹里ちゃんのお父さんと話してな。通院してもらうことにした。それで、お前も居た方が良いだろうってなった」


……俺が?


親父は話を続ける


「お前が居た方が樹里ちゃんも安心するだろうしさ。」


だから、俺が居た方が良いなんて言ってるんだな。
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