【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里に対しては本気だよ。ただ、好きになった人が話せなかったってだけ。」


樹里のこと、知れば知るほど好きになる


周りには不便に思うかもしれないけど、俺はそうは思わない


「大翔、変わったのね。樹里ちゃんのこと、大事にしなさいよ」


俺は力強く頷いた


「ただいま。」


親父が帰って来たみたいだ


「お帰りなさい。大翔と樹里ちゃん、来てるわよ」


「そっか。大翔、樹里ちゃん借りるからな」


しばらくは1人ってことか


「おっ、樹里ちゃん。お風呂入ってたのか」


親父に気付いた樹里は会釈していた


「荷物、運んで置くから親父と話して来い」


小さく頷いた樹里を見て親父は“じゃあ、行こう”と声を掛けた


再び、リビングは静かになった
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