【更新中】キミの声、聞かせて
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誰かに撫でられてる気がして目が覚めた


「樹里、起きた?」


大翔の声がしてゆっくりと顔を上げる


大翔は優しく微笑んでくれた


《おはよ》


あたしは紙を見つけて挨拶を書く


「良く眠れたか?」


あたしは寝転がったまま頷く


起き上がりたいけど、まだダルさが残る


眠れたのは眠れたんだけど…


「ゆっくりで良いよ。出発まで時間があるから」


時計を見てみるとまだ6時半


----トントン


「こんな朝早くに誰だよ」


なんて呟きながらもドアを開けに行く大翔


「樹里ちゃん、おはよう。起き上がれそうかい?」


あたしは首を横に振った


起き上がるまでに時間が掛かるんだよね
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