【更新中】キミの声、聞かせて
「気にしないで下さい。泣いてる花菜に樹里が気付いて話し掛けてみたんです」


樹里が居なかったら気付かなかったな


「樹里ちゃん、ありがとうね」


花歩さんが樹里にお礼を言う


すると、樹里はペンを走らせた


話さない樹里に奏哉さん達は首を傾げた


《あたしにも小学生の妹が居るので大丈夫です。花菜ちゃん、すぐに懐きましたよ》


花歩さんは安心した様子だった


「この子、過去の出来事が原因で話せなくなったんです。」


「だから、ペンを走らせてたのね。花菜は人見知りなの。あなた達に懐いたのは優しいからよね」


樹里が小さい子の扱いに慣れてるっていうのもあるかもしれない


「パパ、おねーちゃんもカメラもってるよ」


花菜が思い出したように呟いた
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