【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里、体調がおかしいと思ったら花歩さんに言うんだぞ?」


《うん。分かった》


「花歩さん、樹里のこと頼みますね」


小さく頷いた花歩さんは樹里達を連れて行ってしまった


「大翔、なんか飲むか?奢るよ。遠慮はするな」


「じゃあ、コーヒーで」


奏哉さんは財布から小銭を取り出すとコーヒーを買ってくれた


「ありがとうございます」


「おう。少し座るか」


俺達は自販機の近くにある椅子に腰掛けた


「大翔、なんか悩んでるだろ?」


「……えっ?」


この人には分かるのか?


「樹里ちゃんのことで悩んでるんだろ?」


やっぱり、見透かされてる


でも、この人には言える気がした


「俺で良かったら聞くぞ。」


良い人に出会えた気がした
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