【更新中】キミの声、聞かせて
樹里に内緒で誕生日までに考えておこう


「ねぇ、樹里。キスして良い?」


《どうしてそんなこと聞くの?》


と書くと樹里は首を傾げた


「だって、樹里を不安にしたくないから。怖がらせたくないんだよ」


声が出ないから不安にもなるし怖くもなる


「だから、付き合い出してからは我慢してた」


《大翔もあたしのこと考えてくれてたんだね。ありがと》


「もちろん。大切にしたい彼女ですから」


《本当は怖いよ?だけど、ちょっとなら大丈夫》


それを見た俺は樹里に軽いキスをした


「今はこれだけな?俺も我慢する」


樹里の体調を考えるのが最優先だ


「樹里、もしかして眠い?」


俺の問い掛けに樹里は素直に頷くと自分から体勢を変えそのうち眠っていた
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