【更新中】キミの声、聞かせて
----翌日


いつもと同じ時間に目が覚める


隣に眠る樹里は気持ち良さそうに寝ていてまだ起きそうにない


起こさないように布団を着せ朝食の準備をする


味噌汁は外せない


高校入学と同時に一人暮らしを始め自炊をするようになった


そのおかげで料理は嫌いじゃない


----バタッ


準備が終わって一段落するとそんな音が聞こえた


樹里が起きたみたいだ


近くまで行ってみるともの凄い汗をかいていた


「どうした?」


《女の人に刺される夢見た》


だから、こんなに震えてるんだな


「大丈夫」


そう呟き樹里を抱きしめる


呼吸も荒いし相当怖い夢だったんだな。


しばらく抱きしめて居ると落ち着いたらしく自分から離れた
< 328 / 606 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop