【更新中】キミの声、聞かせて
「沁みるかもだけど我慢な」


大翔は手際よく消毒をしていく


消毒液が沁みて顔が歪む


「はい。終わり。良く我慢したな」


《ありがとう。消毒上手いね》


「親父から習ったんだ。“なにかあった時に役立つから”って。役に立ったな」


「大翔くん、ありがとう。今日は良かったら泊まっていって。」


「はい。分かりました。荷物取りに行って来ますね」


ひょんなことから大翔が泊まることになった


嬉しいような恥ずかしいような…


「荷物取りに行くけど、樹里はどうする?」


行きたいけど…怖い


「直樹さん、樹里のこと連れていきますね」


「あぁ、頼むよ。大翔くんが居ると樹音も喜ぶ」


お父さんは仕事があるらしく書斎へこもってしまった
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