【更新中】キミの声、聞かせて
「樹里にしては素直だな。よしよし」


大翔はニコッと笑いながらあたしの頭を撫でる


《あたしだってたまには素直になるよ》


「さっきのこともあるしゆっくり休みな。」


小さく頷くと一目散に自分の部屋に向かう


そして、ベッドへと寝転がる


やっぱり寝転がると落ち着く


「無理はするなよ。樹里のペースでゆっくりな。何かあったら頼って良い」


焦らなくて良いんだよね?


あたしのペースで良いんだよね?


大翔のおかげで前に進める


大翔が居るから見える世界が明るいんだ


「無理してもキツいのは樹里だからな。樹里には支えてくれる人が居るんだから。」


頭を撫でながら優しく語りかけてくれる大翔


「おやすみ。ゆっくり休めよ」


その言葉を最後にあたしは意識を手放した
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