【更新中】キミの声、聞かせて
「大翔くん、樹里達が寝てから話せるかな?」


タエコさんは聞いてくる


「良いですよ。俺もお話したいと思ってたので」


ちょうど良いきっかけになりそうだ


「俺、祖父母が小さい頃に亡くなってて。記憶がないんです」


「じゃあ、俺達が大翔くんのじいさんとばあさんだな。」


「そうね。大翔くんの呼びやすいように呼んでくれて構わないわよ」


そう言われると嬉しい


「お兄ちゃーん!!」


樹音の声がして振り返る


そこには樹里に抱かれた樹音の姿


樹里に抱かれた樹音はニコニコしていて嬉しそうだ


「樹里、体調は良くなったか?」


じいちゃんの問い掛けに頷く樹里


確かにさっきより顔色が良くなってる気がする
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