【更新中】キミの声、聞かせて
樹里は頑張りすぎなんだ。


自分の気持ちに制限を掛けてるんだ


「樹里は1人じゃないんだよ?ビクビクしないでのびのびとしてて良いんだよ」


直樹さんは樹里の頭を撫でる


「此処に来たのは俺の仕事の都合でもあったけど、1番は樹里の静養のためでもある。だから、樹里のしたいようにして良いんだよ」


《話せないことで只でさえ迷惑掛けてて樹音も居るのに更に迷惑は掛けられない》


樹里は目に涙を溜めていた


「樹里は頑張りすぎなんだよ。もう少しワガママ言ったって俺も直樹さんも冬華も文句は言わないよ」


直樹さんの話を聞いて樹里のことを知ることが出来た


「大翔くんだってこう言ってくれてるんだ。無理に頑張る必要はないさ」


樹里の目から大きな雫が零れ落ちた
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