【更新中】キミの声、聞かせて
「いやいや、こっちこそありがとう。樹里と2人ならどうして良いか分からなかったから助かったよ」


「邪魔してすみません」


「楽しかったよな、樹里?」


《もちろん。花菜ちゃんと奏哉さんのおかげでたくさん写真が撮れました。》


お父さんと2人ならありきたりな写真ばっかりだっただろうから。


「あっ、樹里ちゃんに預かり物があるんだよ。」


奏哉さんは後部座席から紙袋を取り出した


「いつ渡せるか分からなかったけど、渡せて良かった。佐々木先生からの預かり物だよ」


……佐々木先生から?


「理由は手紙書いてるから分かるってしか教えてくれなかった」


《分かりました。ありがとうございます。花歩さんにも宜しく伝えといて下さいね》


また会う約束をして奏哉さんと別れた
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