【更新中】キミの声、聞かせて
「俺だって“急げ”とは言わないよ。だから、ゆっくりで良い」


樹里は涙を流していた


《部屋に行くね》


と書いて荷物を持ち出て行った


目にたくさんの涙を溜めて。


「大翔君、樹里を頼むよ」


「分かりました」


それだけ告げると樹里の背中を追った


恋なんてしないと思った


だけど、樹里を見てると放っておけなくて…


支えてあげたいと思った


女なんて興味なかった



めんどくさいモノだと思ってた


だけど、樹里は違う


樹里の笑顔が可愛くて…


キュンとして…


一瞬にして心を奪われた


この子の近くに居たいと強く思った


恋なんてしないと思ってた俺が…


出会って間もない可愛らしい君に恋をした
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