【更新中】キミの声、聞かせて
とうとう実家滞在最終日


「大翔、今日は送って行くぞ」


「親父、仕事は?」


只でさえ、忙しい人なのに。


「今日は夕方からさ。お前を送って行くくらいの時間はある」


「荷物、多くてどうしようって思ってたんだ」


といっても母さんが勝った樹里のモノが主だけど。


「七絵が樹里ちゃんへのプレゼント大量に買ってるみたいだしな。運びがてら送るよ」


送ってくれるっていうなら甘えよう


「準備しろよ。只でさえ時間の掛かる場所なんだからな」


親父に言われ急いで準備する


そして、車に乗り込もうとしたら後部座席に母さんが座っていた


「大翔、あたしは泊まるから宜しくね♪」


泊まるってなに?


せっかく樹里と一緒に過ごそうと思ってたのに…
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