【更新中】キミの声、聞かせて
「母さんと姉貴も好みが似てるから樹里が喜びそうなものばっかりだな」


「樹里ちゃん、可愛いんだもん。女の子は可愛くしなきゃダメよ」


もう1人女の子が欲しいと言ってた母さん


母親の居ない樹里のことを自分の娘のように可愛がっている


「樹里、良かったな」


《うん。嬉しい》


樹里は笑っていた


《あっ、七絵さんにお土産があるんです》


「お土産…?」


樹里は自分の荷物から袋を取り母さんに渡す


「なに…?」


《お父さんと2人旅に行ってきたのでお土産です。相馬先生とのおやつにどうぞ》


ボードを見せた樹里はニコッと微笑んだ


母さんは驚いていた


まさか、自分にまでお土産があるなんて思ってなかったらしい
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