【更新中】キミの声、聞かせて
《大翔が居なくなった夢を見たの》


テーブルの上に置いてあったボードを取りそう書いていた


だから、いつもより落ち込んだ顔をしてるんだな


「俺は樹里から離れないよ。だから、心配するな」


俺が樹里と一緒に居たいから。


「ご飯作るから樹里は顔洗っておいで。」


そう言うと樹里は名残惜しそうに俺から離れた


俺は急いで準備をする


母さんが煮物を作ってくれてるのにさっき気付いた


せっかくだから食べよう


昨日の残り物と煮物、ご飯と味噌汁を並べて樹里と一緒に食べる


樹里はまだ気分が乗らないみたいでムスッとしている


俺になにが出来るだろうか…?


どうしたら、樹里の役に立てるだろう


考えなきゃいけないな。
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