【更新中】キミの声、聞かせて
「本気で恋したの、樹里が初めてなんだ。だから、どう接して良いか分からない時もある」


俺だって不安になるんだ


「樹里は大翔と一緒に居るだけで良いんじゃないかな?」


そうだと良いけどな


話していると樹里が起きてきた


「樹里、おはよう」


奈那が言うと小さくお辞儀をした


「おいで」


手を広げたまま呼ぶと喜んで俺に飛びついてくる


こんな樹里も可愛くて仕方ない


「こんなに甘えてる樹里を見たのは久しぶりかもしれないな」


奈那は微笑ましく樹里を見ていた


今まで甘えられなかったんだよな


こうやって甘えてくれること、樹里に必要とされてるみたいで嬉しくなる


大好きな人には必要とされたい
< 504 / 606 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop