【更新中】キミの声、聞かせて
「不安なら傍に居れば良い。樹里のしたいようにな。」


冬華だって居るんだから。


-----トントン


「はい」


樹里の代わりに俺が返事をする


「樹里、落ち着いたか?」


心配そうに聞く直樹さんに樹里は頷いた


「せっかく大翔君や冬華ちゃんと一緒なんだ。今は楽しいことだけ考えて楽しんで来い。不安になったら2人が助けてくれるさ」


直樹さんも樹里のこと、ちゃんと考えてる


「引っ越してきたばかりで物も少ないから揃えたいし樹音へのプレゼント買いたいんだろ」


確かに殺風景だな、この部屋


「この機会だから好きなもの買ってこい。」


直樹さんは樹里にお金を渡していた


《ありがとう。怖いけど、少しずつ出てみるね》


体調が良くなった樹里を連れ家を出た
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