【更新中】キミの声、聞かせて
とりあえず、冬華と待ち合わせしている公園へと向かう


樹里の歩くペースに合わせてゆっくりと。


「あっ、樹里。薬持ってるんだよな?」


俺が聞くと樹里は驚いた顔をして立ち止まった


不安な顔してる


「大丈夫。俺は逃げない。樹里の傍に居るから」


俺は樹里を抱きしめた


「辛くなったら頼ってな」


樹里は小さく頷くと自分から俺の手を握ってきた


これも不安な証拠


樹里が可愛いからこのままにしておこう


俺は強く握りしめると歩くことを再開し公園へと向かう


「ほら、冬華が居るぞ」


樹里は冬華の顔を見て笑顔になった


「冬華、待たせたな。連れてきた」


「2人ともおはよー。樹里、出て来れたね。あたし達は樹里の味方だから大丈夫だよ」


冬華は樹里を抱きしめて落ち着かせていた
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