【更新中】キミの声、聞かせて
コンビニで買い物して行く


大翔が買い物をしている間に飴を購入した


フルーツの飴


なかでも、イチゴ味とピーチ味が好きなんだよね


「樹里、行こうか」


大翔はあたしのペースに合わせて歩いてくれる


今まではそんなことなかったな…


みんなさっさと行っちゃうし


「樹里、キツくないか?大丈夫?」


あっ、いけない。


考え事してた…


あたしは“大丈夫”という意味も込めて頷いた


「もう少しで着くからな」


あたしの頭を撫でて優しく微笑んだ


やっぱり優しいな…


あたしに対して優しくしてくれた男の子大翔が初めてかもしれない


「樹里、着いた」


大翔は一つの5階建ての新築のアパートの前で立ち止まった
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