似た者同士 《小崎さんの映画館》
画面を見上げれば、真っ黒な背景に白色の数字。
・・・あれ?




  1・3・5・1・5・7・9・2・4・6・8・9・2・4・6・7・2・9・



必要あるのかないのか、カウントダウンではない数字がパッパッパっと映っては消えて・・・

「何あれ?」

隣りにいた里桜の服を引っ張って聞く。
そこで気付く。私、声が震えている・・・。

「こ、故障?それとも、これももう映画かもっ!」


里桜もちょっと震えた声でそう言った。


私の足もなぜか震える。


小刻みに、ガタガタと。それと同時に背中に流れる冷汗。




まって・・・あれ?この映画館、ちょっと・・・・













寒い・・・かも・・・?
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