似た者同士 《小崎さんの映画館》
『あはは。君たちィ、一度よく聞いてくれたまえ。
このパターン。言いたいことは分かるよね?私の作る映画はこれだよ。


リアルなホラームービー!!

君たちは今から二ヶ月後と五カ月後に、絶対死にまーす!』


「・・・え・・・?」


私の表情は引きつった笑みを浮かべたまま固まっていた。
恐怖がついにピークを増したらしい。

足が震え、口元がなぜかにやける。


小崎涼香は笑ったままこう言った。



『今から二ヶ月後に、ここにいる者の何人かは死にます。

で、五カ月後には残りぜーいん死にまぁす。

死に方は人それぞれ。
ほら、死に方だって、全部一緒じゃつまらないじゃない?
映画だしね。


誰がいつ死ぬかは私の気分!せいぜい残された時間を楽しく過ごすといいよ!


そうしてくれた方が私にとっては幸せだから!嬉しいから!



さいっこうだから!』


狂ったように笑う彼女は・・・
たとえるなら、《悪魔》のようだった・・・・
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