星使いの少女
天然無自覚
「星使い部門こっち来い!」
あたしと春は声のする方へと向かった。
「神崎さん、僕は斎藤晴馬。晴馬って呼んで。」
「俺は、橋本勝利だ!!ま、まだお前の事認めたわけじゃないからなっ!!」
晴馬の次に自己紹介したのはあたしに火を放ってきた男だった。
「じゃ、次は俺ね♪俺は三浦優馬!!よろしく!…ところで神崎さん、かわいいね。今度、デートしない?」
その瞬間、優馬は誰かに叩かれた。
「なぁ〜に口説いてんのよ!!由良ちゃん、ごめんね?うちの馬鹿な幼馴染が。あたしは井上裕美!!よろしく!」
「は、はぁ…」
…というか"かわいい"って誰のことだろ?
わからなくて首をひねってみる。