ずっと一緒にいたかった
「あ!!辰!」


私がコンビニから帰る途中、私と中学が同じで中が良かった辰こと、
中河原辰巳がいた。



辰の性格は、名前から考えれないほど優しくて女子からめっちゃモテてた。

でも、辰巳のことでいろいろあったんだよね…


「おぉ!さとちゃんじゃねえか!」

さとちゃんとは、私のあだ名。
佐藤=さとう=さとちゃんとなったらしい…

なんとも笑える。

「なぁ。お前さ…そろそろ学校来てもいいと思うんだけど。」

そう。辰とは同じ高校なのだ。

「…わかった。明日、学校行くね。」

「おう。じゃあ、迎えに行くわ。」

他の男と違って、自分のことを考えてくれている。

これだけのことで、とても嬉しくなってしまう。

「うん…!!じゃあ、お願い!!」

「!!…お、おぅ」

「…どうしたの?」

「いや…」

辰は、口元を手で抑えている

「…あっそ」

「俺、もう行くわ!」

「あ!!って速っ!」

辰は、多分毎秒10mの速さで逃げて行った。
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