他校生の君に贈りたい言葉。

あたしが不機嫌だと言うのに、空流の頬は緩んで行った。

可愛い…。

ねぇ、誘ってくれる?

空流とまだ居たいの。

「俺も行く当てないし…、どっか食べに行かない?」

ホントにっ?

あたしはついつい頬が緩む。

あたしは空流の手を握りしめた。

いつもなら、空気のように扱って居ただろうけど、今は好きな人だ。

「中に、慶介…じゃないよな?」

訝しげにあたしを見る空流。

あたしはキョトンとして、空流を見つめる。


そのあとは、好きな人を聴いて…辞めとけば良かったなぁ?

なんて思った。

…空流には好きな人がいて…これは漫画にもでてくる…三角関係?

もう、やだよ。


もう、片想いでもいいから、思わせて?







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