紅Ⅱ(クレナイ)~解き放たれる鎖~


「生徒会補佐である綾香殿にもそろそろお手伝いをして頂く事になりますが、大丈夫ですか?」


「うん、大丈夫だよ。じゃぁ今日から放課後、生徒会室に行くね」




そう、色々あって私は今現在、生徒会補佐をしているのだ。



でもまぁ、補佐の仕事は生徒会役員ほどではないから毎日行くわけではない。


生徒会が忙しい時に、借り出されると言う感じ。





補佐をやっているのは、私だけではない。



私の双子の弟、九門 良牙もだ。




「それは助かります。それでは良牙殿にお会いしましたらば、そうお伝え頂けますでしょうか?」


「うん、分かった」




丁寧な口調のこの男、章吾は勿論生徒会役員。



役職名は書記---


こんなにも真面目そうなのになぜかこの男も、焔龍チーム所属…なのだ。



二つ名は玄武---




以上、五人の紹介が終わったのだけれどこの五人、全て焔龍の幹部をしている。


生徒会をしながらチームの幹部までしているなんてほんと、忙しい人達だよね。


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