【完】First♡Love~すれ違う恋心~
あたしは席を立ち、委員長の元へ向かった。

「あの、体調悪いんで…委員会休んでもいいで すか?」
「ん?あ、顔いろ悪いな。いいよ、もう帰り な」
「スイマセン。ありがとうございます」

あたしは鞄をとり、教室を出た。

―――玲央先輩のほうを、見ないようにして。



これ以上彼の傍にいたらあたしは、

彼に縋(スガ)ってしまう。
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