【完】First♡Love~すれ違う恋心~
「ねぇ、美々ちゃん、ちょっとお話しない?」
「え、あ、はい」

あたしたちは中庭に移動した。

「はい、ココアで、よかったかな?」
「わ、ありがとうございます」
「いいえ」
ニコッと笑う沙織先輩は、とても綺麗だった。
「あたし、ずっと美々ちゃんと話ししてみた かったの」
「へ?あたしと…ですか」
「うん!」

なにを、言われるのかな。
“玲央に近づかないで"、とか?
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