【完】First♡Love~すれ違う恋心~
「俺じゃ、そいつの代わりにはなれない?」
「…“代わり”は、無理だ よ。だって、金山くんは、金山くんでしょ?
他 の誰にも、なれないよ。
それに、例えあたしの 好きな人の代わりに、金山くんと付き合って も…なおさら、金山くんを傷付けるだけになっ ちゃう」
「っ、」
「だけどね、あたし、嬉しいよ。金山くんの気 持ち、すごく嬉しい。ずっと、忘れないから」
「みぃ…」
「こんなこと、あたしの言うことじゃないかもしれないけ ど…。次に、金山くんが好きになった人を、全 力で愛してあげて?金山くんなら、きっとできるから」
「ありがとう…みぃ」
「あたしも、ありがとう。あたしなんかを、好 きになってくれて。
本当に、ありがとうっ」
「みぃも、頑張れよ。俺は、お前の幸せ…願ってるから。じゃぁな」
「うん、バイバイ」
去っていく背中が、小さく感じた。
“ありがとう、ごめんね”
心の中で、 何度もそう繰り返した。
「…“代わり”は、無理だ よ。だって、金山くんは、金山くんでしょ?
他 の誰にも、なれないよ。
それに、例えあたしの 好きな人の代わりに、金山くんと付き合って も…なおさら、金山くんを傷付けるだけになっ ちゃう」
「っ、」
「だけどね、あたし、嬉しいよ。金山くんの気 持ち、すごく嬉しい。ずっと、忘れないから」
「みぃ…」
「こんなこと、あたしの言うことじゃないかもしれないけ ど…。次に、金山くんが好きになった人を、全 力で愛してあげて?金山くんなら、きっとできるから」
「ありがとう…みぃ」
「あたしも、ありがとう。あたしなんかを、好 きになってくれて。
本当に、ありがとうっ」
「みぃも、頑張れよ。俺は、お前の幸せ…願ってるから。じゃぁな」
「うん、バイバイ」
去っていく背中が、小さく感じた。
“ありがとう、ごめんね”
心の中で、 何度もそう繰り返した。