【完】First♡Love~すれ違う恋心~
その後、俺は美々を家まで送り届けた。
「ホント、ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃぁな」
帰ろうとする俺の腕を、小さな手が掴んだ。
「どうした?」
「あ、いえっ…あの、先輩がよかったらで、いいんですけど…。アドレス、教えてくださ い…っ//」
「…えっ?」
「あ、やっぱり、嫌ですよね!ス、スイマセン」 「ちょ、待て、美々。嫌なんて、言ってねぇだ ろ。いいよ、アドレスくらい。じゃぁ、赤外線でいいよな」
「あ、はいっ」
――ピッ。
俺のケータイに登録された…
“早乙女美々”の文字。
嬉しくて、たまらなかった。
「ホント、ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃぁな」
帰ろうとする俺の腕を、小さな手が掴んだ。
「どうした?」
「あ、いえっ…あの、先輩がよかったらで、いいんですけど…。アドレス、教えてくださ い…っ//」
「…えっ?」
「あ、やっぱり、嫌ですよね!ス、スイマセン」 「ちょ、待て、美々。嫌なんて、言ってねぇだ ろ。いいよ、アドレスくらい。じゃぁ、赤外線でいいよな」
「あ、はいっ」
――ピッ。
俺のケータイに登録された…
“早乙女美々”の文字。
嬉しくて、たまらなかった。