私の好きな人♡
「「いってきまーす!」」
「いってらっしゃい。優真くんいつもごめんね。麻美のことお願いね。」
ママは優真を気に入ってるから嬉しそうに手を振ってる。
「はーい。行ってきます!」
優真もママにいい顔しちゃってさ。
「麻美まだ足痛むだろ?乗って。」
そう言って優真は親指で自転車の後ろを指した。
「えっ!?いいよ。」
私は大きく首を振った。
「何を恥ずかしがってんだよ。そんな足じゃ乗れねぇだろ?」
優真はあきれたように言った。