私の好きな人♡





「キャーー怖い!速い!下ろしてー!」


私は怖さのあまりずっと叫んでいる。



だって優真が楽しそうにすごいスピードでこぐんだもん。



「はぁはぁ、やっと.....着いた。」



やっと学校に着いた。今までで一番早く着いたけど一番長かった...。



「どうした?麻美。そんな疲れた顔して。」



優真のやつめー。お前のせいだよ!



私はひたすら優真を睨むことしか出来なかった。



「麻美、またお姫様だっこしてやろーか?」



「やっ...絶対やだ!」



またあんな恥ずかしい思いしたくない。
しかも玄関で。全校生徒の前でなんてありえない。



「なんだよー。遠慮しなくていいのにー。」




< 24 / 81 >

この作品をシェア

pagetop