私の好きな人♡
「キャーー怖い!速い!下ろしてー!」
私は怖さのあまりずっと叫んでいる。
だって優真が楽しそうにすごいスピードでこぐんだもん。
「はぁはぁ、やっと.....着いた。」
やっと学校に着いた。今までで一番早く着いたけど一番長かった...。
「どうした?麻美。そんな疲れた顔して。」
優真のやつめー。お前のせいだよ!
私はひたすら優真を睨むことしか出来なかった。
「麻美、またお姫様だっこしてやろーか?」
「やっ...絶対やだ!」
またあんな恥ずかしい思いしたくない。
しかも玄関で。全校生徒の前でなんてありえない。
「なんだよー。遠慮しなくていいのにー。」