私の好きな人♡
「麻美。俺はな?」
優真は真面目な顔になって続けた。
「昨日麻美んちに遊びに行ったんだよ。そしたら麻美いないし暇だからウロウロしてたら麻美と廉くんに出会った。遠くからでも分かるくらい2人は笑ってて麻美が遠い存在になったような気がしたんだ。それと同時に廉くんがうらやましかった。」
「え.....?」
優真が廉くんをうらやましがる理由が分からない。
「廉くんは麻美に気持ちを真っ直ぐぶつけてるけど俺は気持ちを伝えることも出来なかった。その結果が怖かったんだ。この関係が壊れることがさ。」
優真は独り言を呟くように続けた。